登山の結果
2016/8/5 23:58
デブリーフィング。
登山ルートはスバルライン五合目から入る吉田ルートである。本八合目で一泊し、夜明け前に出発する。
写真
冷静に振り返ってみると、割と傾斜きついな?
行程
1日目
- スバルライン五合目発
- 14:00
- 六合目
- 15:02
- 七合目
- 16:41
- 本七合目
- 18:01
- 八合目
- 19:09
- 八合目中間
- 20:08
- 本八合目
- 21:07
2日目
- 本八合目発
- 2:15
- 九合目付近
- 3時ぐらい
- 山頂到着
- 4:34
- ご来光
- 4:54
- 下山開始
- 5:00
- 八合目
- 6:30頃に通過か
- 七合目
- 8:00頃に通過か
- スバルライン五合目着
- 9:30
『富士山は観光登山』と高を括っていたが、痛い目を見た。軽装登山で救助を求めたとはいえ、9合目までは登ったわらゆる君を笑えない。よく高山病ならんかったな。心肺能力強い。
7合目までは観光気分で登れる。二時間ずっと上り坂を登れれば問題ない。
7合目から8合目は岩場となり、両手をついてよじ登るような道になる。岩はごつごつと尖り、高さもある。ここが結構きつい。公園の大型アスレチックをずっと登ってる感じである。
8合目から本8合までは岩場もたまにあるが、だいたいは急な斜面となる。上りの坂道しかないので岩場の後だときつい。
本8合から9合目は登山道は岩場であるが、渋滞していたために下山道を登った。下山道側は距離は長い急斜面である。腿が死ぬ。
9合目から山頂まではむしろなだらかと言っていい。
気象・温度管理
下界の天気は以下であった。
- 晴れ
- 最高気温30℃
- 最低気温17℃
- 風向東
- 風速4m/s
- 湿度45%
14時頃から登山開始。
スバルライン五合目では、体感25℃程度で雲の多い晴れ。風はなく、直射日光はたまにしか当たらず、登山としてはベストの気象。
見上げると富士山の高い位置に傘雲が確認できたため、雨を心配するも結果的には杞憂であった。
この傘雲があったおかげで地面が湿り、夜間の寒さで霜が降りてくれた。富士山は溶岩と火山灰の山のため、乾燥しているとガラス質の土埃が舞ってガイドなどは喉から血が出ることもあるそうだ。濡れた地面のおかげで翌日の下山時にも土埃はほとんどたたずに下りることができた。
服装としては、五合目から日没まではジオラインMW1枚で全く寒くなくちょうどよい気温であった。
保温性能の低いTシャツなどでは休憩時に多少寒かったかもしれない。
日没前の休憩でフリース(シャミース)を着込む。歩いている間は汗かいているし寒さは感じないが、体が冷えてきたと思ってから着込むのでは遅い。ジオラインの速乾・保温性能がよすぎてフリースだけで問題なかった。風が吹くとちょうどよい涼しさである。山小屋に着いたのは22時だが、そこまでフリースと速乾肌着のみで問題なかった。
2時間程度の仮眠後に出発。ここからは風が強くなってもザックから服を出す余裕がないため、ハードシェルを上だけ着込む。ゴアテックスが効いて結露状態にならないので、体が冷えなくてすんだ。寒がりの人はこの時点でダウンも着ていた。
山頂で下山の準備をしたときは、埃対策のためにバラクラバだけ首に巻いた。この時点ではスパッツは着けなかった。
山小屋に戻って朝食後に、下山の本格的な準備をした。ハードシェルは脱ぎ、あつかったのでフリースも脱いだ。ここからは靴に砂利が入ることが予想されたのでスパッツをつけた。
体調管理
登山中に気をつけたことは2つ。
- 酸素不足による高山病
- エネルギー不足によるバテ
天気装備ともにこれ以上ないくらいの好条件での登山であったが、それでも高山病によるリタイヤが6人程度出た。
高山病については深呼吸しながら登ることで対処した。歩く歩数と呼吸のタイミングを合わせて深く吐くことを意識すれば深く吸うことは簡単だった。それでも本八合目では頭が痛かった。
エネルギー不足については歩きながらとにかく食べることで防いだ。ザックを下ろす休憩ではレーズンパン、その他ではカントリーマアムや柿ピーを食べていた。しかし、岩場になると手が空かないために食べる暇はなくなった。
水分補給はハイドレーションがあったため、ザックを持ち替えたりする手間がなくかなり便利だった。登りで1.2L程度は飲んでいたと思う。下りは直射日光で駆け下りたので水が足りなくなった。
装備品の要不要
今回は好条件での登山だった。
持って行ったが不要と思われるものに取消線を記載する。
基本的持ち物
- コンタクト・めがね
3回分→多い- 携帯電話
- いつもの
カメラGoProか:iphoneでいい- 交通費
- Suica・Pasmo
- 手持ちの金
- マネークリップ+札+ジップロック
- 小銭
- 100円玉 10枚
- 保険証・免許証
- コピーで問題ないかなー?
薬・ファーストエイドキット
各品をジップロックに小分けに入れておく
ファーストエイドバッグ●サバゲポーチでいいのがないか考え中ジップロックで十分感
非常ホイッスル適当なやつ:大人数なら不要か- 予備ジップロック 中 3枚
- クレハ キチントさん マチ付きフリーザーバッグ M54枚
- クレハ キチントさん マチ付きフリーザーバッグ L36枚
- 三角巾 大 2枚
- 適当な三角巾
- メディックシザー
- サバゲのメディックシザー
- 非伸縮テーピング 50mm 1本
- ニトリート コットンテープ 綿粘着包帯
- 伸縮キネシオテープ 70mm 1本
- ニトリート テーピング 粘着伸縮布包帯(厚手) 75mm
- 滅菌ガーゼ 5枚
- ピップ 滅菌ガーゼ Sサイズ(5cm×5cm) 36枚入
- ハイドロコロイド 1本
- ズイコウ ハイドロコロイド包帯
- ゴム手袋 2枚
- 適当な手袋
- 包帯 2本
- 適当な包帯
- タオル 1本
- 適当なタオル
- 御嶽百草丸
- 小分け袋で3回分
行動食・水
主食
登り前●おにぎり3個、揚げ物:パンで十分だった- 登り中・休憩 5回
- 菓子パン(レーズンボール):量、味ともに優れていた
- 夜・山小屋泊前
- 弁当
- 夜・朝食
- 弁当
- 登り中・休憩2回
- 菓子パン(レーズンボール)
山頂・お鉢巡り売店のカップ麺かなにか(1200円):食べ損ねた- 下り中・休憩5回
- 特になし
行動食
- 溶けにくいチョコレート
- カントリーマアム チョコ:最高
- ミックスナッツ
- 柿ピー:しょっぱく、辛くうまい
- 魚肉ソーセージ:2本でいい
- チーズ:4個でいい
- ソイジョイ:2本でいい
- アミノプロテイン スティック:登る前ぐらいしか飲みたいと思わない
- スポーツキャンディー
- 塩飴・ビタミンC:大量に汗かく場合に超有用
ゼリー系
飲み過ぎるとなんかおしっこがやばい色になる。
- 登山中
- スポーツプラスビタミン グレープフルーツ味:おいしい
- つらいとき
アミノバイタル:肝臓腎臓にやばそう- 山頂
- アミノバイタル ゴールド
予備アミノバイタル ゴールド x2:やめたほうがいい
水
- 飲料水
- 2L 3倍薄いポカリ + 塩1.8g:大変飲みやすい
- 真水
- 500mlのペットボトル
服装
移動中
Tシャツハーパン- 下山後の着替え
- 各1着
登山中
さすがにコンシャツはやめておいた。
フリースだけでは寒いという話だが、ダウンは化繊でないと普段の手入れが面倒すぎる
- 帽子
Propper ブーニーハット MC(防水能力なかった)- OutdoorResearch シアトルソンブレロ MC
- サングラス
- オークリー ウィンドジャケット
夜間用透明レンズ:不要- 首もと
- バラクラバ
シュマグ:不要- アウター・ハードシェル(レインウェア)
- ProMonte 上下セパレート(ゴアテックス)
- アウター・ダウン
- Arc’teryx Atom LT Hoody black:未使用だが必要だろう
- 中間着・上
- モンベル シャミーズ黒
- 中間着・下
- CryePrecision G3 Combatpant MC:綿と化繊の混紡で山には向かない。濡れても乾きやすいが膝に張り付くためスポーツタイツと併用しないのであればやめた方がいい。
- CW-X スタビライクス ノーマル:最高
- インナー・上 2枚
- モンベル ジオライン MW:速乾保温機能の肌着。必須
- インナー・下 2枚
- モンベル ウィックロン LW
- 靴下 2枚
- モンベル メリノウール トレッキングソックス:厚手靴下のおかげでだいぶ負担は減った
- ゲイター・スパッツ
- モンベル ライトスパッツロング:これのおかげで砂利が靴に入らなかった
- 靴
- ベイツ ICS Delta-6(ゴアテックス):砂地、砂利、岩場、どこでもすばらしいグリップと耐久力を発揮した。ゴアテックスも効いていたのか蒸れなかった。
- 手袋
- オークリー パイロットグローブ:手のひら部分が汗を放出する素材となっており、ポールとのグリップも強くよかった。
- 腕時計
- Luminox blackout カーボン:ラジオアクティブで光るのは夜間でも見やすくてよい
- コンパス(気分)
- スント M9:まあ、気分は盛り上がる
装備
- ザック
- Northface Tellus30:申し分のない働きをした。
- ザックカバー
- ザック同梱:つかわず
- 行動食入れ
- モンベル Monoポーチ:おかし入れに重宝した。
- トレッキングポール
- Karrimor Carbon Walking Poles(並行輸入):岩場ではかえって危ないが、砂地や下りで使える。使い方にコツがあるが、要はスキーのストックと同じでタイミングを計る道具。下り時は前方への転倒を防ぐので有用。
- 携帯座布団
- LOGOS フリースクッション:座りごごちよい
スマホ防水防水ケース:雨が降るときはジップロックにいれればいい。- モバイルバッテリー + 充電ケーブル
- Justsystem モバイルバッテリー:登山中は機内モードが安心。山小屋では有用。
- ヘッドランプ
- PETZL タクティカ+:blackdiamondのやつは明るすぎるし調節がきかなそうだった。ペツルはよい。
- ヘッドランプ用電池(単4アルカリ電池3本):未使用
地図印刷 http://www.camp-outdoor.com/tozan/fujisan/route_yoshida.pdf:ほぼいらない- 水タンク
- ガイガーリグ ハイドレーションエンジン:大変よかった
- 日焼け止め
- 市販の日焼け止め:必須か
- ティッシュペーパー
- モンベル ODポケットティッシュ:山小屋ではトイレットペーパー備え付けであるため、量はいらない。1回利用で200円
- ビニール袋
- ジップロック 大
3枚:ゴミ袋利用でも1枚でいい 衣服圧縮袋衣服圧縮袋 2枚:スタッフバッグ代わりだが、ジップロックで十分- 速乾タオル 2本
ロスコ 速乾タオル:今回タオル自体を利用しなかった。1本だけでよい。- 手ぬぐい
温泉セットタオル:貸し出しありエマージェンシーシート:レインウェアあるので不要かボディーシート:拭ける場所なしフェイスシート:拭ける場所なし- アイマスク・耳栓:最高。耳栓は衣擦れ、床を踏む音などすべてをシャットアウトするので必須だ。
- 歯磨きガム:あった方がいいかもね。軽いし。
単眼鏡:何もみるものはない。ミル距離計とか使わないスイスアーミーツール:重い。山小屋泊では不要