サバゲ海外遠征レポ
2014/9/23 23:44
実弾射撃してきました。画像多いのでよろしく。
グアム
9/13-16の滞在。現地は雨期。湿度は東京よりも高く、雨も頻繁に降る。写真は唯一晴れていた到着時のもの。雨はぱらぱらと降る小雨から、叩きつけるような豪雨まで体験した。湿度が高いせいで汗が乾かないため、小雨程度なら気持ちがよい。豪雨だと見る間に道路が冠水する。『現地の人は傘を差さない』という理由がわかる。無意味。使うなら、数は少ないが、ホテルで貸し出しているのを使うのがよさそう。
ホテルはビーチリゾートらしく、プールとプライベートビーチつき。この部屋はオーシャンビューではないが、ビーチを見下ろすことは出来た。
ちなみにグアム リーフ & オリーブ スパ リゾートというホテル。免税店が近いのと、信頼できる室内射撃場が近いのがよい。
設備は新しいわけではないが、必要な物とサービスは揃ってる。
使わなかったが、JTBのツアーデスク?が入っているらしい。
HISで航空券を予約したので、現地のHISツアーデスクに晩飯で使う店に直前で予約を入れたりを代行してもらった。日本語でお願いできるのは強い。
食べ物はおおむね問題ない。日本語のメニューが備えてあったり、英語しかなくても説明書きがしてある。
ウェスタン・フロンティア・ヴィレッジ
グアムでもっとも古いといわれる室内射撃場。ホテルの目の前にある。日本人経営で銃に興味のない観光客にもしっかり説明していた。
弾は再生弾を使用している。
利用したコースは、Hガンマニアコースで、使用弾薬は9mmオンリーで72発。マグナムとか眼中になかった。費用は$110だっけかな。
使用銃は、SIG P226とGLOCK 17。的は12mだった気がする。
GLOCK 17はスライドが軽いせいでリコイルが強く、上か下かにずれる。筋肉で抑えるのも限界があるとおもうなこれー。
300点以上で店内に写真張られるんだけど、これずっとP226なら飾られてましたね。残念。
「9mmは難しい」との話だったけど、銃の選択と射撃の姿勢次第で命中率が大きく変わるんだなと実感した。SIG使いましょう。
9mmを一箱撃てるというプランもあったらしい。50発なのでたぶんガンマニアコースの方が安い。
ちなみに、Webで見られる料金表は多分古い。実際はもっと高いと思うね。
グアム・アウトドア・シューティング・レンジ(GOSR)
野外射撃場。観光名所であるタロフォフォの滝の近くにある。というか、その公園の敷地内にある。ヤブ蚊が多いことが予想されたのでしっかり虫除けスプレーしていった。
有料の送迎があるので利用する。ホテルの前まで迎えに来てくれる。沖縄出身の真っ黒に日焼けしたおじさんが来てくれた。ハンドガン撃つのが好きらしい。
射撃場まで40分近くある。弾薬は全てファクトリーロード。的は60m先の帽子。
利用したプランはオーダーメイド$500コース。その他に送迎代、レッスン代がかかって$600超えてる。$500の中には銃のレンタル料も含まれる。
元レンジャーの米軍兵士がレッスンしてくれる。それぞれの銃についているスコープの覗き方や、狙いをどこにつけるべきか、古い銃の構え方など、一つ一つにしっかり解説してくれる。もちろん英語だけど、簡単な単語を使って話してくれるので理解はできる。ドラグノフが好きらしい。
M1ガーランド。第二次世界大戦で米軍で使われたライフル。プライベートライアンを見たことのある人にはおなじみ。撃ち終わりにクリップが甲高い音を立てて飛んでいくアレ。残念ながら実際に撃ってると甲高い音とか聞こえなかった。
当たり前だけど重い。スコープもない。当たっているか全然わからない。たぶん外れている。
モシンナガンM1891。先日買ったモシンナガン騎兵銃と違い、これは狙撃銃なのでより長い。エアガンより先に実銃撃つことになった。
やっぱり重い。スコープもないのでやっぱり命中したかわからない。
上記二つのライフルは、立射のとき左腕でスリングを張り銃を固定する。しかし、慣れない体勢と筋力の不足のため、かなり疲れた。そのためモシン撃つときは初めから椅子に座っている。
また、弾薬の30-06 springfieldと7.62x54RはどちらもSCAR-Hで行うような遠距離射撃を想定している弾なだけあり、リコイルが半端なく強い。後のSCAR-Hで使った.308Winchesterと同様の初速なわりに、撃ち味が全然違う。耳元でシンバル鳴らされてる気分になる。
AK-47。バナナマガジン。ゲームだとさんざんな集弾になっていることが多い。確かに若干跳ねる気はするけど、ライフル撃ったあとだと全く気にならなかった。男らしいぜ。
M4 carbine LE6940。ここに銃を置かせてもらっている個人がカスタムしたM4をレンタルした。ACOG、レーザーサイト、バーティカルグリップ、MOEストックというモダンな銃。エアガンでもこんだけ載せると同じ事起きるけど、フロントヘビー。ハンドガードが金属製のレールシステムになっているのも重さに一役買ってる。
あと、グリップの位置悪い。コスタ撃ちしにくかった。
AKに比べて撃ちやすさが格段に上がる。ACOGは本物らしく視界はクリアで中央ラムダマークが赤く光る。的にはよく当たっていたと思う。弾は.223 レミントン。軍用弾とは同じではないみたい。装薬が少ないとのこと。
Colt M4。なにもついてないので軽い。でもサイトはつけて置いて欲しいな。撃ち味はだいたい同じ。グリップが前過ぎてつらい。
最後に、バレットM82A1。轟音。
動画でどうぞ。
ワールドガン
野外射撃場。SCAR-Hがある。世界の銃があるというふれこみ通り、種類は豊富。
弾薬は箱売りのみ。全てファクトリーロード。
ちなみに、グアムで一番高い射撃場。二番目はGOSRである。
送迎無料、銃のレンタル料はかからない。また、セット数によって無料で撃てる銃がある。
市内から外れたところにある銃砲店に連れて行かれると、おじいちゃんと数人の現地の人。撃ちたい銃と弾薬を選び、精算すると射撃場に移動する。
的は無料の物はない。特に買わないなら、途中のコンビニでコーラ缶を2ダースくらい買うことになる。
GOSRより射撃場は近い。ちなみに雨降っている。この日はずっと雨だった。
弾薬は4セット。.45ACP 50発。.308Win 80発。モーゼル用の7.63x25mmマウザー弾(C96って呼ばれてた。銃の名前そのまま)。手前の袋は無料で撃てる銃の弾。ショットガンとライフル二丁分。これで$800くらい。高い。
モーゼルミリタリー。15発。薬莢は真上に飛ぶ。クリップに弾のリムを噛ませて、ボルトを引いた状態で弾倉に上から押し込んで装填する。クリップ自体は装填しない。5発ごとで装填したが、10発まではいるらしい。
撃ち味はそんなに悪くなく、マイルド。アイアンサイトしかなかったけど、拳銃撃つスタイルで16mくらい先のコーラ缶を一発で舞わせることが可能だった。
両手持ちはムリだと思う。
クリスベクター。セミオンリー。ずんぐりした.45ACPを装填する。なんか反動軽減システムが入っているらしい。弾薬の輝きが眩しい。
撃ち味は大変マイルド。これ以外で.45ACPは撃ってないが、制御が楽で連続射撃にむいてると感じた。ゾンビがでたらメイン武器にしていいと思う。
マガジンはグロックが流用されていた。18発くらい入るんだけど、硬い!
10発入れるので精一杯。
フォアグリップがないのでこういう構え方になる。オプティカルはチューブ型のドットサイト。残念ながらレプリカ。
とにかく作動が不安定だった。激発後、スライドが後退して薬莢の排出と次弾装填が行われるはずが、弾が薬室に上がりきらず装填されなかったり、このように完全に挟まってジャムったり。
銃というか、やたらとリップの硬いマガジンのせいな気もする。
おまけで撃った銃。ライフルなのでモシンとかあの辺と同じ感想。肩に叩きつけるような反動がある。
画像ないけど、ショットガンが一番反動きつい。
トリはSCAR-H。.308ウィンチェスター80発。マガジン一個に20発入れて、それを二回分。
民生品なのでセミオンリー、バレル長に制限があるらしい。SCAR 17Sですね。
これには初めからバイポットがついている。
バイポッドを使ったとき、立射、座射とやってみたが、大変安定しており使いやすい。また、特に光学照準器なくても当たる。すごい。コーラ缶やボーリングのピンがぽんぽん宙を舞う。
動画でどうぞ。L4D2で集弾する理由がわかるわ。当たりまくる。
総括
実弾を撃ってみると、エアソフトがオモチャなのがよくわかる。
次世代のリコイルとは別物だし、体全体で反動を押さえ込む必要があるので肩に青アザが出きる。硝煙の臭いというのがどういう物かわかるし、マグプルのトレーニングビデオで言われていることがすごく役に立った。実銃の重量やバランスも知れたし、筋トレは継続する必要がある。実地で学ぶことは多かった。
今回行った野外射撃場は二つとも観光客向けで、射撃を本気でしている人達が使うところとは別である。
また、コアな人はグアムのガンディーラーに銃を注文して購入するらしい。国内に持ち込むと違法なので、現地で保管して置いてもらって普段はレンタル用として貸し出しておくそうな。んで、グアム来て撃つと。名刺もらったので興味ある人はジュンさんに聞いてみてください。
次はグアムらしいこと(マリンスポーツとか)してみたい。
おまけ
こばしさん用